伝統的占星術
伝統的占星術でわかること
こちらは伝統的占星術のご紹介です。
2世紀から既に使われていた古い読み方で、ホロスコープの各惑星の状態が良いかどうかで、その方の本質や才能、適職、パートナーとの関係などを解釈していきます。
未来予測では、例えばパートナーとの関係や仕事がテーマになる年がいつになるのかも占えます。長期的な指針にしていただけると良いかもしれません。
ここでいうパートナーとは、恋人や配偶者に限らず、貴方の人生に大きな影響を与える相手なので、仕事の仲間も含みます。その方とどういう関係を創っていくのかがホロスコープでわかります。
例えばカード占術では、ご依頼者本人と関係のある相手は占えますが、ご依頼者以外の相手同士は占えません。占者の私から遠すぎますし、ご依頼者に結果をお伝えしても、合ってるかどうか事実確認ができないためです。
その点伝統的占星術では、生年月日、出生時間、出生地がわかれば、その方の人生の傾向がわかるので、恋人以外にもご家族や同僚、上司など相手の性格を知りたい場合とても有効です。
伝統的占星術では、大まかな人生の傾向から未来予測まで５つほどのレイヤー（層）があります。アプリでの電話鑑定の場合、ホロスコープを作成するお時間も料金がかかってしまうので、あまりお受けしておりませんが、こちらのホームページからご依頼いただければ、ホロスコープを作成後にお電話いたしますので、時間を気にせず詳しくお伝えできるかと思います。
なお、鑑定には正確な出生時間（できれば出生地も）が必要となります。時間が違いますと、別人の人生をご案内する事になってしまいますので、ご依頼の際は母子手帳などでご確認をお願いします。
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＊十二星座の性格分類や心理分析がメインの現代占星術とは、ホロスコープの惑星の解釈の仕方が違いますので、別物としてお考えください。
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エッセンシャルディグニティについて
「ディグニティ…って何？」と思われた方は、多分この先の情報にはあまり興味がないと思われます汗。
「なんか聞いたことある…」という方に向けて、伝統的占星術と現代占星術の違いをご案内しておきます。
精神世界研究家で様々な占いに熟達され、全国で長年講師をなさってる伊泉龍一先生によれば、現代の占星術は主に十二星座の性格分析や相手との相性を見る、心理を見る占いです。
アラン・レオという占星術家が、ある理由のためにこの占い方を生み出してからまだ百年ほどしか経ってません。
ですがそれ以前の伝統的占星術では、二千年弱もの長い間、各惑星のコンディションを見て、良いか悪いかを判断していました。例えば金星が主となる家は牡牛座と天秤座というルールがあり、その家の主の金星が実際どこのハウスに入ってるのか、そこでコンディションが良いかどうかを判断するのです。
例えば牡牛座のサインに金星が実際入ってると、自分の家にいるので快適＝とても良いと。逆に牡牛座ではなく、牡羊座のサインに金星が入ってると、他人の家にいて、更にその家の主人は熱血で好戦的な火星なので、美しいものに囲まれ楽しく生きたい金星にとっては、居心地が悪い＝とても悪いとなります。
自分の家にいると、部屋にお気に入りの絵画を飾ったり、美容にも良いハーブティーを飲みながらゆっくり過ごせます。
火星の家にいると、部屋は飾りもなくコンクリむき出し、ハーブティーやクッキーもなく、あるのはエナジードリンク。睡眠や飲食を削っても目標に向かってがむしゃらに進む火星の隣では、ゆっくり寝ることもできません。
エッセンシャル（essential）＝本質的
ディグニティ（dignities）＝威厳
惑星がその威厳を発揮できるかどうか、これがエッセンシャルディグニティという、伝統的占星術でホロスコープを判断するルールです。
これを各惑星ごとに判断していき、その人がどういう人生の場面でどんな力を発揮するのか、またできないのかを見ていくのです。とても複雑ですね！
（講座で学んでいる時は何度も頭の中で『！？？？』となりました…）
現代占星術で占った場合のホロスコープとハウスが変わる方がいらっしゃるので、その場合全く別の人生が開けて逆に面白いかもしれません。
ご興味あれば是非鑑定にいらっしゃってくださいね。
〈参考文献〉
このホームページに書いてあるタロットカードと伝統的占星術の内容は、ほぼ伊泉龍一先生の講座内容から引用加工したものです。他には下記の先生の著作を参考にしています。
ケヴィン・バーク著 伊泉龍一訳 株式会社フォーテュナ
「リーディング・ザ・タロット-大アルカナの実践とマルセイユ・タロットのイコノグラフィー-」
伊泉龍一・ジューン澁澤著 駒草出版